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「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014) [映画・テレビ]

痛快作。
トムが大好きな僕もかなり良い点をつけますけど、トムが嫌いな…例えばトムの元奥さん(3人)みたいな立場の方たちでも楽しめるんじゃないでしょうか。二時間弱の間にトム100回くらいいろんな方法で殺されますからね。

僕はラノベの日本語が読めないので、事前にデスノート風のマンガを二冊買って読んでいたのですが、その時の感想が「このまま映画にはならないな〜」と。
原作ラノベからマンガになる段階でどれくらいいじられてるか分かりませんが、マンガ版からさらに換骨奪胎されても、ハリウッドによる改悪だ、台無しだ、と腹が立つほど漫画版のストーリーが唯一無二の正解ってわけでもないな、と。

監督は僕の大好きなボーンアイデンティティの人だけど、さらに大好きなスプレマシー、アルティメイタムの監督では無い人。期待もほどほどに鑑賞したところ、想像以上によく出来てました。
漫画ではツルツルの新兵が0からスタートして何百回も死に倒したあげく経験値上げてくんですが、映画版のトム君(50)は軍人の風上にもおけない卑怯未練の見本のような、命汚い初老というか、あらゆる方法で最前線赴任から逃げようとした挙句上官を脅迫したら即逮捕されてしまい、手錠のまんま最前線へ(笑)周りからは脱走兵として軽蔑監視されてますし、武器の安全装置の外し方さえ教えてもらえないまま戦闘スタート。このメモリ最大引き摺り下ろしたマイナスからのスタートっぷりが素晴らしい。脚本チーム良い仕事。
この後、いろいろあってトム君は画面上で何百回と死ぬんですが(ほんとマジメな役者さん!)こんな俳優さんばかりだと監督さんも仕事楽だろうね。

ところで僕の好きなアニメで時々、全身鎧で重武装なんだけど胸とお尻はビキニで丸出しってデザインがままあるけど、今回はそれをヒロインじゃなくて、150kgくらいのブヨブヨ太った男がやってたよ…尻も丸出しだったよ…。

ただ敵であるギタイのデザインは漫画版の方が痛さの伝わる良いデザイン。
なんでハリウッドはマトリックス風というか、トランスフォーマーというか、あぁしちゃうのかね?
有り余る予算を消化するために苦労して無駄に動かしてるように見えちゃうわ。

原作が中二病的に、僕こんなに大変と言いたいがための頭痛とエクストラステージの隠しラスボスを持ってきて、ご本人の望み通り、カビの浮いた苦いラストを味わってご満悦だったのと対照的に、ハリウッドでもまれた海千山千の大人たちは太く図々しくメガハッピーエンドを皿まで舐める勢いで平らげてましたね。
無様でも帳尻は合わせる、すれた大人の素敵さを見せていただきましたわ。

そして長いタイトルロールの後に何かあるかもと付き合ってた僕は、何ででしょうね?最後に出てきた「翻訳 戸田奈津子」で吹き出しちゃったんですけど。




ついで。
「不死(しなず)の猟犬」第一巻。
不死の猟犬 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))
こっちも、不死とリセットの世界のお話。風邪をひいても怪我してもリセットの方が簡単だから即殺し殺されって世界で、リセット能力のないことを隠して暮らす少数派が腕を火傷しただけで撃ち殺されかけて慌てるとか、本作に通じる笑いどころもあるんだけど、漫画的にとても難しいことに挑戦してて、続巻ではさらに難しい挑戦を持ってくる描写があって、なんだかこの作者さんマジメでカッコイイぞ、と。
備忘録がわりに一応ご紹介しておきます。
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コメント 6

よいこ

ご訪問ありがとうございました
ツルツルの新兵と言う表現、面白いですね ^^
特訓中に、トムが何度もぶっ飛ばされて壁に激突するシーン、あれ、どこまで実写なんでしょう?・・あまりに痛そうなので気になりました。

by よいこ (2014-07-22 15:43) 

non_0101

最初のうちは、トムがやられるシーンに、うわっと思いながら観ていたのに、
あれだけ繰り返されると可笑しく感じてしまうところがある意味怖かったです~
だって、笑ってしまいましたもの(^^ゞ
ラストは、やっぱりトムらしいですね☆
by non_0101 (2014-07-22 21:58) 

inuneko

よいこさま、コメントありがとうございます。
漫画版の主人公はドロドロの駄目トムに比べたらピカピカつるつると言うほかないキレイなキャラだったんですよ…倒産も脅迫もしてない(笑)
今のCG技術だと歩行シーンでスーツすら着てない可能性もあるそうですから…スタントマンの演技に後からトムの顔だけ貼るとか、スタントマンすら無しでイチからCGとかの可能性も…。
by inuneko (2014-07-22 22:57) 

inuneko

non_0101さま、コメントありがとうございます。
過剰な繰り返しで映像の意味がかわってくるという経験はおもしろくも恐ろしくもありますね。自分の感じ方が抗うことなくどこかへさらわれていくような恐ろしさ(笑)
by inuneko (2014-07-22 23:20) 

aneurysm

翻訳 戸田奈津子は、みのがしました。

創作と言われようが、
他の人と比較されて監督からダメ出し食らおうが
観客から改善署名食らおうが
帝王の座に君臨する
まさに
オール・ユー・ニード・イズ・キル

真ラスボスはナッチでしたか。
by aneurysm (2014-07-23 02:12) 

inuneko

aneurysmさま、コメントありがとうございます。
映画を楽しむために活躍されてたはずなのに、いつの間にやら翻訳文化の敵ラスボスですよ。
人生はなんと難しく厳しいことか。
by inuneko (2014-07-23 02:35) 

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